ねこと、手をつなごう。

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【猫と防災!地震などの災害対策】猫を飼っている人の被災時への備えは何が必要?

 

猫飼いさんの防災対策は必須!あなたの猫ちゃん「迷子対策」は万全ですか?

地震列島日本を感じさせる昨今。いつどこで大きな地震が起こるかわからない状況で、ペットを飼っている方には自身の命とともに、ペットの命も守らねばならない責任があります。

震災時には人間だけでなく動物も本能的に危機感を感じて、不安になっています。「パニックを起こし隙をついて外へ飛び出してしまった」ということはよくあるようで、ついこの6月に関西地方を襲った最大震度6弱の地震の直後から、Twitterのタイムラインにも「猫が迷子になってしまいました」という迷い猫を探すツイートが溢れているのをよくみかけました。

猫の脱走にはその子の性格や性別、避妊去勢手術の有無、飼い主の不注意等さまざまな要因がありますが、やはり迷子になってからでは遅い...

「うちの子に限って...大丈夫」ということはありません。必ずお家の猫さんにはなんらか「万が一、迷子になっても飼い主さんのもとへたどり着けるだけの対策」を施してほしいと切に願いこの記事を書いています。

 

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地震が起きても、何があってもちゃんと守ってにゃ...

 

猫を飼っている人の「震災への備え」とは

そこでいざ震災が起こってから慌てないよう、どんな準備をすべきか、私が現在行っている備えと、これからせねばならないと感じている心構え等をここに記しておきたいと思います。

まずはペットと防災について管轄している「環境省が出しているガイドライン」をざっと見てみましょう。

 

●環境省によるガイドライン「飼育者が行うべき対策例」

<平常時にしておくこと>

  • 住まいの防災対策
  • ペットのしつけと健康管理
  • ペットが迷子にならないための対策 (マイクロチップ等による所有者明示)
  •  ペット用の避難用品や備蓄品の確保
  • 避難所や避難ルートの確認等の準備

<災害時に行うこと>

  • 人とペットの安全確保
  • ペットとの同行避難
  • 避難所・仮設住宅におけるペットの飼育マナーの遵守と健康管理

出典:環境省 「災害時におけるペットの 救護対策ガイドライン」

 

●環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」

下のリンクはPDFで開きます。ダウンロードの上保存して印刷することもできます。ぜひ一度、犬や猫などのペットを飼っているご家族全員で「被災時のペットについて、どのように避難するか、何を準備しておけばよいのか」等シミュレーションしてみることをオススメします。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/ippan.pdf

 

 

犬猫を迷子にしてしまうことは彼らの死につながります

ペット業界をとりまく問題を考えるサイト「PEDGE(ペッジ)」さんの記事によれば、

保健所に来る前のペットの所在のうち、「飼い主から」が占める割合は16.1%であり、残りの8割以上は所有者が分からないという現状がある(2014年度時点)。このことから、近年は、迷子犬・猫、あるいは、捨て犬・猫が、引取られる動物の多くを占めているかもしれない。

引用元:PEDGE(ペッジ)pedge.jp

ということで、保健所で殺処分される犬猫の中には「元飼い犬・猫 =迷子」がかなり多いことが想定されます。保健所に持ち込まれた動物はほぼ数日-1週間程度で殺処分されるのが通常ですから、ご自身の飼い犬・猫が万が一迷子になってしまったとしても、必ず戻ってこれるよう、日頃から対策をしておく意外にありません。

厳しい言い方かもしれませんが、飼い主にはペットを迷子にしない責任があります。迷子になってしまった動物に落ち度はありませんが、実際辛い思いをするのはその当該ペットである犬や猫です。

万が一、震災などの不可抗力であったとしても、大切な家族であるペットが、必ず飼い主の元に戻れるような手立てを尽くしておかねばならないと思います。

飼い主もペットも、最悪の事態になって悲しい思いをしないため、いますぐできることをして最善を尽くしましょう。あなたのペットはあなたの手でしか守れないのです。

 

 

実際に被災した際、ペットと共に避難するために何が必要か

●私が日頃、災害時を想定して我が家の猫たちのために準備しているもの

1、首輪・迷子札

2、ペット用の防災グッズ 

3、ある程度のしつけ

 

●今後用意・検討したいもの

1、マイクロチップ

2、震災時の居場所になる大きなキャリーバック

3、自分が住んでいる地域(都道府県、市区町村)の出している「ペットとともに避難する際に想定されることの情報」を確認しておくこと 

 

●私が日頃、災害時を想定して我が家の猫たちのために準備しているもの

1、首輪・迷子札

●首輪を嫌がる猫さんにも優しい。首輪嫌いの猫へおすすめの首輪
被災時だけでなく普段の生活の中で気をつけていても脱走してしまう子もいます。「迷子札」は万が一猫が外へ飛び出していってしまった際の命綱になるもので、とても重要です。当然猫は言葉が喋れず、居場所を知らせることができません。「迷子札」のあるかなしがその子の生死を分けてしまうことになりかねません。

とはいえどうしても首輪を嫌がる猫さんはいます。ウチはチロルだけはどうしても首輪が気になってしまうようで、猫が気にせずつけてくれるような首輪を探していました。市販品もいろいろ見て試した中で一番しっくりきたものは手づくり通販サイト『minne』で、個人の作家さんが作られたものでした。


「ねこのくびわ コトフク」

minne.com


この首輪は中の芯がソフトで(芯が入っていることをあまり感じさせないけれども、ふにゃふにゃではない)、余計な装飾がなく(飼い主としては見た目が可愛いので、リボンとかお花とか、じゃらじゃらつけたいと思ってしまうところですが)、でも柄や色使いが気が効いていて、お値段がお手頃。

そして裏側に連絡先を書くことができるテープがついているところも嬉しい。首輪が苦手という子もこれなら馴染んでくれるかもしれません。
はじめ2-3日は気にすることもありましたが、今ではうちのチロルさんも、うそのように首輪を気にすることはなくなりました^^v
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可愛らしいラッピングで送ってくださいました。こういうお心遣い、温かくてほっこりします。たくさんの色柄が揃っているので、その子の毛色に合わせて選んであげられるのもうれしいし選ぶ飼い主は楽しい!おひとつ600円+送料でした。ある程度購入しても送料は同じようなので、まとめ買いがお得かもしません。

 

●首輪に加え、「迷子札タグ」をつけるのも有効

首輪の裏側にマジックで猫の名前と私の携帯電話番号を記入しているのですが、文字がにじんだりして見えない場合も考えて、首輪に円形の迷子札をつけています。これは「ペットのおうち」というサイトで「ペットプロフ」を入力しPET-IDタグをいただきました(無料※)。多頭飼いの場合もすべての猫に対して個別に作成することができます。

※2018年7/1現在無料提供されています。タグは通常500円とのことですが、ペットの保険会社が協賛していて、飼い主の情報を提供する代わりとして無料で作成して管理してくださるスタンスのようです。

 

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パンナが首からぶら下げているものが実際の「PET IDタグ」です。これをつけていることを気にしている様子は全くありません。個人情報保護のため画像では細部まで写っていませんが、タグにはペットのおうち上の飼い主情報へアクセスできるURLと、それぞれのペットの情報が掲載されています。

 

これはインターネット上に自分の猫のプロフィール(名前、年齢、性別、普段与えている餌、好きな食べ物や特徴、かかりつけの獣医・動物病院、ペットシッターの情報)と、飼い主のプロフィール(名前・住所。電話番号などの連絡先)を登録しておくものです。この情報はペットが首から下げているPET IDを入力すると閲覧できます。

もちろん通常は見ることができず、万が一このPET IDタグをつけたペットが外へ逃げてしまった際、見つけた方がIDに刻印されたURLを入力し、ネット上で該当ページにアクセスしてくだされば飼い主の情報を閲覧でき、連絡がとれるものです。

 

実際持った感じかなり薄く軽い(1円玉程度)です。アルミでできていて強度も問題なし。表面に刻印されているので文字が消えてしまう心配もまずありません。申し込んだところ、約1週間程度で「ペットのおうち」から現物のPET-IDタグと、ペット保険のカタログが送付されてきました。もちろんペット保険に入るかどうかは任意です。

www.pet-home.jp

 

●万が一、迷子になっても「見つけられる可能性を最大限」に広げておこう!

迷子札に直接自分の携帯電話番号を書いてもいいのですが、今は個人情報の点からそれに抵抗がある方も多いと思います。

例えば逃げ出した迷い猫を見つけた方が、自分もペットを飼っていたりペットの扱いに慣れている人であれば、首についているものが迷子札であることはわかると思います。ある程度インターネットの世界に触れたことがある方であれば、これがサイトのURLであることはわかるだろうし、もしそこで気づかれなかったとしても(ご年配や子供さん等ITリテラシーが低い方だったと想定)、首輪を外すと裏に携帯電話の連絡先が書いてあるので、なんらかの方法で私にアクセスしてもらえるように...と考えています。

 

 

2、ペット用の防災グッズ 

我が家では人間用の防災リュックの中に、猫が被災した際に5日程度暮らせる猫用防災グッズを入れています。

新聞で見つけた「ペット用の非常袋チェックリスト」というものを使いました。

 

●ペット用の非常袋チェックリスト

□ペットフード □首輪とリード □迷子札 □ペットの写真 

□持病がある場合の記録カード(※シアンがいた時は必要でしたが今は省いています)

□ペットシーツ □食器・水飲み □消臭剤と袋 □ウェッティ(ウェットティッシュ)

□シャンプータオル(特に犬の場合必要) 

□ペットのお水(人間と兼用で問題ないと思います。ミネラルウォーターがあまりよくないという話も聞きますが、非常時であり長期的でなないので。ただし硬水はお腹を下すので不可。軟水で。)

□靴下・靴(犬の場合) □毛布・洋服(人間用で不要になったものでok。冬場に被災する場合や夏でもエアコンがきいていることもあるかもしれません)

□移動用ケージ □救急箱・常備薬(必要な場合)

 

ペットフードは日頃食べているものをドライ・ウェットともに入れました。これには「賞味期限」があるので年に1回、9月1日の防災の日前後に点検して入れ替えています。

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「ペット用の非常袋チェックリスト」。新聞に載っていたものの切り抜き。不要と思われるものは省いているものもありますが、基本的には全て必要でしょう。

 

3、ある程度のしつけ

震災時に必要な「ある程度のしつけ」とは何か...

それは私が考えるに「なんらかの方法で猫を呼び戻すことができる状態」です。

「自分の名前が理解でき、呼んだらこちらへ来ること」

「おやつ」という言葉が理解でき、「おやつ」という言葉を発するとこちらへ来ること

など。 

これは万が一にも自分の飼い猫が外へ逃げてしまった場合、名前やおやつなどの興味と聞き覚えある単語により、飼い主の居場所に気づいてもらいたいということから、しつけを行います。

しつけといっても難しいことや厳しいものではなく、猫にとって自分の名前を呼ばれることが「心地いい」、「おやつ」という言葉を聞いた時、飼い主のもとへ行くと良いことがあると日頃から教えておけばいいのです。

我が家では先代猫のシアンの時から、これを実践していて、

名前を呼ぶと70%くらいの確率で私のところへきます。(その際「にゃん」と返事もします)また、「おやつ」と言うとほぼ100%きます。(寝ていても起きますし、走って来る子もいます・笑)

これは猫が毎日過ごす中で「習慣として染みついている」ので何か特別にしつけしているわけではありませんが、必ずやっていることがあります。

・名前を呼んで「返事ができた」「こちらへ来た」とき

オーバーなくらい「いいこだね、えらいね、賢いね」と褒めて撫でてやります。飼い主が喜んでいることは猫にもわかるようでゴロゴロと喉をならします。

・「おやつ」という言葉に反応してこちらへ来たとき

褒めてやり、必ず「おやつ」をあげます。これは「100%おやつをもらえて美味しい思いができる」と猫が学習しなければならないので、あげたりあげなかったりするのはダメです。おやつと言ったらおやつをあげる。猫だってちゃんと約束は守ってほしいと思っているだろうし、そういう飼い主を信頼します。

 

 いまのところ私には猫が脱走してしまった経験はないので、これが実際にどこまで役立つかはわかりませんが、少なくとも家の中で猫がどこかに隠れて見当たらない時には大いに役立っています。

 

●今後用意・検討したいもの

1、マイクロチップ

マイクロチップは以前の記事で書いたことがありますが、有用だとは思いつつも、ペットの体に金属を打ち込むこと自体に、飼い主の私が若干抵抗を感じていることが、見送っている理由です。マイクロチップは機械で読み取るので、稀に機械が古かったりして読み取れないものもあるという話を聞いたこともあります。これについては今は改善されているかもしれないし、情報の出どころが定かではないので、追加で調べてみなければと思っています。

2、震災時の居場所になる大きなキャリーバック

これは被災時には必ず必要になると考えます。特に多頭飼いの我が家は、ただでさえストレスがある「被災」という状況を少しでも緩和するため、大きめのキャリーバックの購入を検討しています。今私が狙っているペット用キャリーバックはこんな感じ。

 これは少々お高いですが機能的にもつくりも良さそう。長く保ちそうなしっかりした商品でデザインも優れている。 

 この両開きでサイドに大きくなるもの、一番欲しい。3匹でもなんとか入ってくれそう。

これは割と現実的なお値段で良いかなと思っている商品。

 

 

3、自分が住んでいる地域(都道府県、市区町村)の出している「ペットとともに避難する際に想定されることの情報」を確認しておくこと 

これはそれぞれの方がお住まいの自治体のホームページ等を見るのが一番早いと思います。冊子などを印刷して配っているところもあるかと思うので一度「●●区(または市 )ペット 避難」などのワードでGoogle検索してみることをオススメします。

 

これだけやったら絶対!という備えはないのですが、いざ困った時に「あれをやっておけばよかった」と後悔する可能性はひとつでも多く潰しておきたいものです。少なくとも、ペットが逃げ出してしまい二度と会えない...という最悪の事態だけは避けなければならないと私は思って備えておくことにしています。

 

かけがえのない家族であるペットを守れるのはあなたの他にいません。 

震災はいつやってくるかわかりません。今日からひとつでも、できることからやってみることをオススメします。