ねこと、手をつなごう。

「ねこと人間のしあわせな共生」をさまざまな角度から考えて行くブログです。

【ペットロスを乗り越えて】虹の橋を渡ったシアンへ「たくさんのありがとう」

大切な愛猫の死を受け入れられない日々

今日はお知らせのブログです。

我が家の長男猫ロシアンブルーのシアンが2017年12月1日の21:40に虹の橋を渡り天国へと旅立ちました。14歳と1ヶ月でした。シアンは3年ほど前に糖尿病が見つかり、闘病生活をしてきました。その間毎日2回のインスリン注射を行ってきましたが、嫌な顔ひとつせずに病気と向き合ってくれました。

 

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本当はもっと早くにお知らせをせねばならなかったのですが、私の気持ちがなかなかシアンの死を受け入れることができず、記事を書く方向へ向きませんでした。できればこんな記事を書かずに、シアンが亡くなったことから逃げていたかったのですが、それはシアンのためにも、他の猫たちのためにも、自分のためにもならないとよくわかっています。

 

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大切な家族として猫を飼っている私が、その「家族を喪うことの悲しみ」=「ペットロス」を乗り越える過程をここに書き残すことで、少しでも、私と同じような経験をする誰かの役に立てることを願って書き進めることにします。

  

 

シアンとの運命の出会い。人生で初めて一緒に暮らした猫

シアンは私が人生で初めて一緒に暮らした猫でした。私はものごころついた子供の頃から猫が大好きで仕方がなかったのですが、母が猫苦手で飼うことを許してもらえなかったのです。(そんな彼女も今や大の猫好きばあさんですが...)

15年ほど前、家を出て初めて念願の「猫を飼おう!」となった時、もともとロシアンブルーを飼う前提で、たくさんのペットショップを廻りました。マンション住まいだったこともあり、インターネットでいろいろ調べて「ボイスレスキャット=鳴かない猫」として紹介されていたのがロシアンブルーだったからです。

 

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数週間かけてたくさんのロシアンブルーの子猫を見ました。どの子も可愛いのです。迷って迷って決められずにいた時、数件めのペットショップでシアンと出会いました。すぐに抱っこさせてもらうと、小さな彼はすぐにゴロゴロと喉をならして、ずっと大人しく私に抱かれていました。下ろしてからも私に寄ってきて...

私はその場で即決してすぐに自宅へ連れて帰りました。たくさん見たロシアンブルーの子猫の中からなぜシアンを選んだのかはわかりません。でも迷わず決めたのです。こういうのを運命の出会いというのかなと思っています。あの日のときめきと喜びは今でも忘れられません。

 

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私の方が猫に依存していた。大きな存在となっていたシアン。

思えばシアンは私に振り回されてきたかもしれません。初めて飼った猫ですので、私は猫について何も知らなかったのです。ただ猫が好きなだけで、猫からしたら迷惑な飼い主だったかもしれないと思うのです。シアンは本当に手のかからない優等生タイプで優しくおおらかで大人で、「理想の彼」だったと思います。

表現がおかしいと思われる方がいるかもしれませんが、ある意味彼であり子供でありお父さんのようでもあり...私の方が彼に依存していたと思います。

 

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長らくシアンは「一人っ子」でしたが、そんな彼もいつか先にいなくなってしまうことを意識させられたのはやはり、「糖尿病を発病したこと」でした。

その後シアンがいる間に2匹の猫(パンナとチロル)を新たに迎えたのですが、今思うと私はシアンを失うことを極端に恐れていたのではないかと思います。パンナは一目惚れ、チロルは不思議な縁でウチへ来たので、迎えたその時にはそこまで深く考えておらず、今になって気付かされたことではあるけれど...

シアンはチロルが来て2週間で逝ってしまったので、もしかしたら「あなたはひとりだと危なっかしいけど、僕の妹達が見ててくれるからもう大丈夫だよね?」と思って虹の橋の向こうへ還ってしまったのかなと思ったりもしました。

全て、彼がいなくなってしまったことで辛い私の妄想ではあるのだけれど...

 

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糖尿病と闘って逝ったシアン最期の日

亡くなる前の2日間苦しんだことが私にとってはとても悔やまれます。糖尿病がわかってから、必ず自宅で看取りたいと決めていました。無理に延命治療をして病院で亡くなるくらいなら、自分の手の中でと考えて来ました。そのために会社もやめました。ちゃんと考えて「いつかその日がくること」は受け入れているはずでした。

それでも...シアンの苦しんだ2日間の姿は今でも思い出して辛くなります。私の決断は正しかったのだろうか。あの場で無理やり病院へ運んで行って延命治療していたらもう数年はいきられたのでは...?いや前日にちゃんと予兆に気づけていたらこんなことにならなかったのでは...なんどもグルグルと頭の中を巡る想い...後悔は止むことはないのかもしれません。

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シアン最期の日の記憶。これは一生忘れられず私の心の奥深くに残り続ける傷跡です。もういよいよ、呼吸が乱れて、この子ももう長くないんだなという時間がしばしありました。ひとりでシアンを看取る覚悟はしていたのですが、亡くなる日の夕方18時近くにいたたまれなくなって思わず母に電話しました。

「もうシアンがダメなんだ...もう長くないんだ」

動揺して嗚咽であまり言葉がでない私に母は「抱きしめてあげなさい。その時まで背中をさすってやりなさい。あなたがしてもらって嬉しいと思うことをしてあげなさい。気を強く持って、ちゃんと最期まで見送ってあげなさい」と言いました。

 

気を持ち直した私はそれからずっとシアンに声をかけ、背中をさすりつづけました。「もう苦しまなくていいんだよ。我慢しなくていいんだよ。ずっとすっとたくさん、頑張ってきたんだから。シアンがたくさん頑張ってきたことは私が一番知っているんだよ。だからもう無理しなくていいんだよ。私のことは心配しなくて大丈夫だよ。もういいんだよ。」

「あっちでまた会おうね。先に行って待っていてね。向こうにはシアンのお父さんやお母さんもいるからね。怖くないからね」

「大好きだからね、シアン、ずっとずっと大好きだからね。私と一緒にいてくれてありがとうね」

くりかえしくりかえし、何度も背中をさすり、涙で目の前がかすんでシアンの姿がぼやけても、そんな言葉をかけ続けていました。

呼吸が荒くなっては静かになり、また荒くなっては静かになる...そんな状態が1時間くらい続き、ある時大きく息を吸い込んでビクッとしたまま静かになり、それから二度と彼が動くことはありませんでした。

まるで眠っているようでにわかに信じられませんでした。

2日間苦しんで暴れたのが嘘のように、静かで安らかな顔をしていました。2017年12月1日21時40分、シアンは虹の橋を渡り天国へいきました。

 

最期の時、安らかに私の膝に抱えられながら安らかに眠ったことだけが、私にとってはせめてもの救いです。今でも「もっと生きられたのでは」「私のところで暮らして幸せだったのだろうか」という気持ちは消えていません。

本当の意味でまだ私は「ペットロス」という状態から抜け出せてはいないのかもしれません。

 

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とても淡々と冷静に文章を書いているように見えるかもしれません。でも、今こみ上げるものを抑えることに必死です。こうしてあの日のことを思い出すと、「シアンがもうどこにもいない」という現実を突きつけられるようで辛くなります。

私はいつも自分の書いたブログを読み返してみるのですが、今日の記事を読み返すことはしばらくできないでしょう。

 

だけどまたいつか。

折に触れてシアンに逢いにここへ振り返りにくるために、シアンが闘ったの最期の日を忘れないため、この文章を書き残します。そして同じように辛い気持ちの誰かのために。

たくさん思い出すことが供養につながるという考え方がありますね。シアンのことは忘れません。もしもシアンがいなければなんて全く想像がつきませんが、少なくとも彼が猫の糖尿病という病気にかかっていなければ、私はこのブログを開設していなかったことでしょう。

 

シアンへ

「いつか必ずまた会おうね。うちの猫になってくれてありがとう。いつまでもあなたと暮らした日々のことは忘れません。これからもずっと大好きです。本当に本当にありがとう」

 

 

シアンの思い出ギャラリー「ずっとずっと忘れないよ」

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いつも優しい眼差しで静かにこちらを見つめていたよね。

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かわいいまん丸みどりのお目目とグレーのおてて。

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被り物をしたってぜんぜん嫌がらないようなおっとりした性格で...

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暑い夏のお気に入りだった「冷え冷えアルミボード」

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まだ若かりし頃。

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人間のトイレで用を足してくれたシアン。なんと親孝行な子なのでしょう。動物番組が好きで、岩合さんの猫歩きを真剣に見ていたね。

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このカゴは初めてうちに来た子猫の頃から使っていたシアンのお気に入りのゆりかご。亡くなる前々日までここに入っていました。

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4回目の引っ越しをした頃。すぐに環境に慣れてくれる子でした。私のわがままにつきあってくれてありがとう。

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飼い主作のシアンイラスト。似てるかな?

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ビーズのクッションは2回購入したけれどいずれも粗相してくれてダメになりましたね。そんなことも今となっては思い出のひとつとなりました。

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ひとりでお留守番する時間が長かったシアン。今となってはもっとたくさん一緒にいる時間を作つことができればよかったと悔やまれてなりません...

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私の足の上で熟睡。動けないよ...

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突然やってきた妹猫「パンナ」をすぐに受け入れて仲良くなってくれましたね。

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優しいお兄ちゃんのことが大好きなパンナ。

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微笑ましいふたり。

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シアンのこと、ずっとずっと忘れないからね。いつまでもいつまでも大好きだよ。たくさんたくさんありがとう。いつかまた会える時まで...どうか安らかに眠ってください。