ねこと、手をつなごう。

「ねこと人間のしあわせな共生」をさまざまな角度から考えて行くブログです。

動物愛護について考えるきっかけをくれた「捨て猫パンナの不幸な生い立ち」

 

捨てられた猫、パンナという女の子を拾うまでの物語

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2016年5月現在、1歳のパンナ。いっぱしのもふもふ猫になれました!

 

パンナ(ニックネームはパンちゃん、白黒Mix…これはハチワレに入るのかな?の女の子)は2015年の5月頃、福島県ののどかな地域で生まれ、2016年2月に縁あってうちの子になりました。母の友人のおばあちゃん宅で外猫として餌をあげている、十数匹の猫が生んだ子の1匹だそうです。

このおばあちゃん宅に60代くらいの独身の息子さんがひとりいました。どうやら彼は猫嫌いのようで、おばあちゃんが餌をやっているのをよく思っていないようです。(もちろん野良猫に餌をやるという行為に関しては、いろいろなご意見があるとは思いますが、今は一旦ここではそのことは話題にしないこととします。)

 

やんちゃなおてんばパンナ

 パンナはひとことでいうと「やんちゃで屈託の無い子」です。まだ若い猫らしい性格なので私はかわいらしいと思うのですが、嫌いな人からしたらとても迷惑な子なのかも知れません。とにかくじっとせず走り回り、他の猫や人にちょっかいを出します。(私の足やシアンの足・しっぽに上ったり甘噛みしたりしてまとわりつきます。あまりひどいと私もコラッ!痛い!!と怒るのですが、シアンがウウー!!って怒っているのをみても、そりゃそんなことされたら怒るよね…と共感してしまいます。)

1歳になって最近少しだけ落ち着いてきた感はありますが、じゃじゃ馬猫娘です。本人(本猫)はもちろん悪気なんてなくて遊んでほしいだけなのですが、かなりのドタバタぶりに周りは面食らってしまうのでしょう。

 

パンナが一度めに捨てられたときのこと

母が聞いた話では、このおばあちゃん宅でもかなりやんちゃをしていたらしく、夜に屋根の上を走り回っていたとか。堪え兼ねた息子さんが仔猫だったパンナを捕まえて一度、付近の川に流したそうです。しかし、その当時水量があまりなかったのか、パンナは自力で川から這い上がってもといたおばあちゃん家へ戻ってきたとのことでした。(猫にも帰巣本能ってあるんですね…。この子の他にもやんちゃ猫はたくさんいるようですが、他の子は野良らしく警戒心が強いのでなかなか人間に捕まらないようで…パンナは人間が好きなのですぐ捕まってしまったのでしょう)

 

二度も捨てられた猫

母たちが夜に車でおばあちゃん家を訪ねた際、暗闇の中でかすかに動くものを見つけ、近づいてみるとそれは、大の字にうつぶせになり、べったりとお腹がトリモチに張り付き、身動きが取れずにいる1匹の仔猫でした。…そう、パンナです。しばらくしてもパンナのやんちゃぶりは収まらなかったのか、またしても息子さんに捕まり、今度はネズミ捕り用のトリモチ(ゴキ●リホイホイ等の中に貼ってある、ベタベタした粘着性の強いシート状のしかけ)に貼り付けられてしまったのでした……(そのときのパンナの気持ちを考えると、今も胸が締め付けられます…この子は何を思っていたのでしょう…)

息子さんは「そのうち捨てとくから放っておけ」と言ったそうですが、もうほとんど動かず鳴きもしないその仔猫を、母は何とかトリモチから引きはがし、連れて帰ることにしました。ご飯とお水を与え、ベトベトになった体を除光液と温めたタオルで繰り返し何度も拭いて……仔猫のパンナは何とかこの試練をも乗り越え、持ち堪えたのでした。この話を聞いたとき、私はこの子の「生きる力の強さ」を感じ、生命力がキラキラしているように眩しく思えてなりませんでした。

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トリモチから剥がされて数日のパンナ。

パンナという子猫の生きようとする力に魅せられた

私が初めてパンナに会ったのは2015年の12月30日に帰省したときでした。初めて会ったその日に、パンナは私になついてくれて一緒のお布団で寝てくれました。私が帰る日、ホームセンターで猫じゃらしのおもちゃをひとつ彼女に買ってあげました。その日から、それはパンナの宝物になってずーっと持って歩いているんだよと母が連絡してくれました。(今はもうボロボロになって正体がなくなりましたが)

 

不幸な生い立ちの分まで、あの猫ちゃんを幸せにしたい!!

それから2ヶ月、私の頭の中からパンナのことが離れなくなりました。彼女はどうしているかな、元気にしているかな、大きくなったかな?と、仕事をしていてもいつも気になっていました。糖尿病になってしまった12歳のシニア猫(シアン)のことを考えれば、2匹めを迎えるなんてそれまで思いも寄らないことでした。ペットショップなどでかわいいな〜と思うことがあってもそれはそれ、という感じで見ていました。それに、母たちが命を救ってかわいがっている仔猫を、よこから私が連れてきてしまうのも気が引けていました。(もともと母宅には当時3匹の先住猫がいましたが、わりとうまくやっているようでした。)

 

だけど日に日に想いは募り、増すばかり…(恋のようです...)何とか私が、「不幸な生い立ちの分まで、彼女を幸せにしたい!!」と強く想うようになり…母に「パンナを私にもらえないかな」と気持ちを打ち明けました。

母はしばらく考えて「もしかしたら、私たちはもう歳だからパンナを看取るより先にいってしまうかもしれない。もしそうなったらと考えると、私たちが育てるよりあなたが育ててくれた方がパンナは幸せになれる。パンナの幸せを一番に考えたらそれがいいと思う。」と言ってくれたのでした。こうしてパンナははるばる福島から千葉へやってきました。

 

先住猫のシアンとの距離

実はやはり一番心配なのは「シアンがどのような反応をするか」でした。シアンはおとなしくほとんど鳴かないような子なのですが、やはり少々面食らって持て余しているようです。でも最近やっとお互いの間合いがわかってきたのか(仲良しとまではいきませんが)、ほどほどの距離感でいるようです。 

パンナは生い立ちは不幸だけど、今後はラッキーガールになれるといいなぁと思っています。ブログを書くきっかけになったのも猫たちがいるからですし、私は日々たくさんの元気を彼らからもらっています。パンナが元気でここにいてくれることに感謝して、私は猫さんたちにしてあげられることを精一杯していきたいなと思っています。